コーラルS レース後
OP初戦のコーラルSは歴戦の古馬たちに差され4着に敗れました。
やっぱり甘くはなかったです。
ショックは大きかったのですが、すぐに切り替えて次走に向けて調整しなくてはなりません。
一番の課題が「ラスト1Fでの失速」でした。
この要因として…
- さすがに馬体重598㎏はデカすぎる?
- 阪神ラストの坂がダメ?
- 100%仕上げきっていない?
- 逃げにこだわる必要性はない?
これらを踏まえてオーナーが次走と調整方針を決めました。
4月22日 阪神11R 京都グランドオープン記念 ダート1200m
2年半ぶりに改装した新生京都競馬場の初日メインレース!
もちろん鞍上は池添謙一騎手です!
京都グランドOP 追い切り
4月5日に入厩し、6日から調教を開始しました。
パターンは同じですが、先生は強めの調教を入れていました。
そして、今までは敢えて騎手に依頼せずに最終追いまでメニューをこなしてレースに臨んでいましたが、今回は謙一君に依頼をして乗ってもらいました。
もちろん今まで依頼していなかった理由があります。
テンションがMAXまで上がってしまうのと馬体重が落ちるという理由です。
ただ、今回は馬体重を落とすという意図があり、テンションが上がったとしても距離短縮するのでカバーできると踏みました。
ちょうどレースと同じ日に福島牝馬Sがあり、同厩舎のステラリアが最終追いの相手でした。
僕は調教タイムを見て鳥肌が立ちました。
栗東CW 池添
6F82.8(15.9)5F66.9(15.1)4F51.8(14.8)3F37.0(14.0)2F23.0(11.5)1F11.5
6Fから5Fまで0.8差
5Fから4Fまで0.7差
4Fから3Fまで0.8差
3Fから2Fまで2.5差
2Fから1Fまで0差
何を意味するかと言うと、折り合いが完璧で謙一君のGOサインに反応して、そのスピードを完璧に維持しています。
ちなみにこの併せ馬でドンフランキーに遅れたステラリアは福島牝馬Sに勝利しました。
京都グランドOP レース前
レース当日、僕は仕事で現地には行けませんでした。
流石に2年半ぶりの新生京都競馬場の初日、グランドオープンですからね…多くの競馬ファンが来場していたようです。
まず驚いたのはドンちゃんの馬体重が498㎏で前走と変わらなかった事
後で聞いたのですが、強い調教+謙一君の追い切りで減ると思っていた(実際に中間では減っていました)のですが、筋肉量が想像以上に増えていたようです。
馬体師から「凄い馬体だ…過去一番だなぁ」
気になっていたテンションも「程よく気合乗りしてて、良い感じだわ」と言われ一安心
最終オッズはサンライズアムールと2.7倍で並びましたが2番人気でした。
レース前に不安点が2つありました。
1つ目は砂スタートです。
ドンちゃんは今までの勝ち鞍は全部芝スタートでした。
砂スタートでダッシュ決めれるのか?先生も不安視していました。
2つ目は10番という絶好枠を取りましたが、大外に3頭速い馬が揃いました。
ドンちゃんは外から被せられると嫌がります。
外3頭のラップを見ても簡単にハナをきれるとは思いませんでした。
この状況を謙一君はどう動かすのか?信じるしかありません。
京都グランドOP レース
返し馬も無事にこなし、新生京都競馬場の初日メインレース、ファンファーレが鳴り響きます。
さぁ!第1関門の砂スタート!
うん??
まずまずか?
レース後に謙一君が「やっぱり砂スタートで1歩目が滑りました」
てか、大外3頭がめっちゃ速いw
予想通りドンフランキーと大外3頭のハナ争い…
第2関門です。
謙一君はハナをとり切ります。
ちなみに2F目は10.5秒です。
謙一君は自信があったんだと思います。
ハナを奪ってペースをコントロールします。
手応えは良いです。
凄まじい砂煙です。
強風で大型馬のドンちゃんにとっては運も味方しました。
2馬身差を保って第3関門のラスト1F…
手応えは悪くない…頼む、残してくれ…坂は無い、イケるはず!!
いよっしゃぁぁぁぁぁ!!!!
ドンちゃん、ナイスラン!!
謙一君、ナイスライド!!
陣営としては会心の一撃でしたね。
京都グランドオープン初日のメインレース
メイチの仕上げ
完璧な追い切り
距離短縮
砂スタートからのリカバリー
強気の競馬…
たまらんですよ(笑)
京都グランドOP レース後
結果を見ると、やはり強風の影響で大型馬が有利だったのは間違いありません。
でも「運も実力の内」です。
また、謙一君のラップは凄いですね。
もちろんそれにしっかりと応えたドンちゃんも凄いです。
さすがグランドオープンのメインレースです。
表彰式では俳優の佐々木蔵之介さんがプレゼンターを務め、約2万5000人(来場者)の競馬ファンに祝福されていました。
*羨ましすぎる。。。w
Twitterのフォロワーさんから写真を頂いて…それを見て
オーナーや謙一君の笑顔や(謙一君は終始ふざけてるw)
馬体師とオーナーの奥さんは強風で髪の毛が大変な事になってたりw
嬉しかった。
でも…ドンちゃんのこの顔です
昔はデカいのに臆病で、真っ先に馬房に帰っていたドンちゃんが
みんなの前で、こんな堂々と凛々しい顔して
本当に強くなったね。。。
オーナー、先生、馬体師、厩舎スタッフの皆さん、謙一君、大成君、NFしがらきの皆さん、Twitterのフォロワーさん、そして応援して下さったドンフランキーファンの皆さん!
ありがとうございました!!
レース後、先生に連絡をしたら…先生から
「これで胸張って重賞いけますね」
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