ドンフランキー part2

ドンフランキー

3戦目 2歳未勝利

2021年9月 ドンフランキー

前走7月24日から約4か月間、NFしがらきで怪我の状況を見ながら調整
私はずっと「ドンちゃんはダートに下せば絶対勝てる」と言っていました。
今回は怪我明けという事もあり、3戦目は2021年12月18日阪神ダート1400m2歳未勝利に決定
しかも、このタイミングでC・デムーロの身元引受人がS先生になって、C・デムーロが騎乗してくれることに!
もう普通に回ってこれば勝てると確信してたら…大外枠(笑)
でもS先生は

S先生
S先生

ドンちゃんは他馬を気にするので、大外枠はむしろ歓迎です!

できればそれレース前に教えて欲しかったよぉ~

もしこの記事を読んで、興味がある方がいらっしゃったら是非レース動画を見て頂きたい。
「何故、馬主はテン乗りだろうが外国人騎手を乗せるのか?」
その意味が分かります。

まずゲートを普通に出る
大外からハナを奪う(2F目10.7)
ペースをコントロールする
4角で膨らまずに2番手以下を少し離す
追い出して更に突き放す
ゴール前フワッとするところで気を緩ませないようにゴールする
完勝です

ちなみにC・デムーロはドンちゃんに1回調教で跨った時にこのレースイメージを先生に話したそうで、その通りになったそうです。

外国人騎手


別に岩田望騎手がダメだって言っている訳ではありません。
この先クリスチャンのような騎手になるかも知れません。
ただ、現時点ではゲートを出すのも、馬をコントロールする技術も、咄嗟の判断も、すべて上なんです。
過去にR・ムーアにも乗ってもらったことがありますが、やっぱり上手いしハードでした。
馬主は勝つ確率が高い事と馬が早く成長してくれる事が1番です。
ゆるーく乗ってくれなんて全く思っていません。
だって勝てなかったら引退ですからね。
ボランティアで馬主をやっている訳ではないですから。

あと、外国人騎手で馬が変わることがあります。
モーリスとかリスグラシューとか…私はコントレイルも2戦目のR・ムーアがターニングポイントだったと思っています。
もう勝ちが確定しているのに、鬼のように追ってますよね。
あれは相当効くと思います。
あの鬼追いを2戦目の東スポ杯2歳Sでやったのが良かったと思います。
もちろんライアンは壊れないという確信があった上でやってます。
馬は動物です。
しかもかなり賢い動物です。
若い時にハードでタフなレースを経験する事によって成長します。
結局人間も一緒ですよね…

4戦目 3歳1勝クラス

2022年1月 ドンフランキー

3戦目にして勝ち上がったドンちゃんですが、レース後も問題なくもう1戦使うことになりました。
レヴェッツァの時とは違い、ドンちゃんはもうクラシックなんて考えなくてもよかったのですが、問題なのは580㎏の超大型馬なのにスピードがあったところです。

スピードがある→芝で使いたい→超大型馬で足元が怖い→ダートを使う→3歳目標レースがない
そんなこんなで考えていたら…

オーナー
オーナー

クリスチャンから「9ハロンOK!」って言われたわ

帰国前の中京ダート1800mいってみよう

最初は「おいおい、1800かよ…ダイワメジャーだし…」なんて思ったけど、クリスチャンがもう1回乗ってくれるのはこの上ないチャンス!
という訳で、2022年1月8日中京7R3歳1勝クラス/ダート1800mに決定
前走は重馬場だったけど好時計だったし、これはもしかすると…なんて期待してたら

オーナー
オーナー

かっちゃん、なんか「ジュタロウ」ってのと「デシエルト」ってのが来るわ

うん…??何か聞き覚えのある名前だな…調べてみよう

ジュタロウ…新馬戦で2着馬を2.4秒ちぎって勝利か…
デシエルト…新馬戦で2着馬を1.1秒ちぎって勝利か…
めっちゃ強そーじゃん!
レース映像見て完全にビビる(笑)

枠は12番でドンちゃんの事を考えると絶好枠
パドックも良かったけど、デシエルトのパドック見て正直モノが違うと思いました。
ドンちゃんは前走逃げて勝ったけど、気性的に掛かる訳ではなかったので外々を気分良く走ってくれれば大丈夫だと思っていました。
スタートして先行勢の外を追走…OK完璧だクリスチャン
1コーナーに入ったところで様子がおかしい
向こう正面でもなんか折り合ってないように見える
3コーナーでクリスチャンが鞭入れてるし!!
ダメやん…
やっぱり1800はダメだったか…

それでも最後の直線
クリスチャンがこれでもかこれでもかと追ってくれました。
もう勝負はついていて、掲示板すら厳しい状況でもクリスチャンは鬼追いです。
もう他馬なんか関係なく、私は強烈な調教に見えました。
結局、上がり39.2の7着でした。

私たちは目の前のレースだけを見てしまいがちです。
でも、馬の競争人生はまだ続くし、ドンちゃんなんてまだ人で言ったら中学生くらいです。
勝ち続ける事なんてほとんど無い訳で、負けレースを糧にしなくては強くなりません。
クリスチャンだけはドンちゃんのその先を見据えていました。

次走でその成果が出ます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました