遠江S レース前
予定通り12月24日に入厩しました。
今回は偶然にレヴェッツァも2023年1月14日の小倉で復帰する予定でしたので、CW併せはドンフランキーとレヴェッツァで(同じ3勝クラス)行いました。
まずここで1つ目の不安点
レヴェッツァが調教駆けするとは言え、3週連続でレヴェッツァに遅れました。
しかし、S先生は「全然大丈夫です。問題ありません」
そして2つ目の不安点
過去に一度も乗った事のない福永騎手に調教依頼せずにぶっつけ本番になりました。
S先生は「敢えて福永さんには依頼しない事にしました」
最後に3つ目の不安点
前走580㎏だったのが、最終追いの前で馬体重607㎏でした。
S先生は「大丈夫です。成長分です」
おいおい…本当に大丈夫なのか??
今回は負けられないんですけど。。。(笑)
正直、前走の時よりもめちゃくちゃ不安でした。
そんな状況の中、当日の午前中にオッズを見たら…
ちょっと待て…単勝1.1倍だと!?
しかも何故か複勝1.2倍って…おかしいでしょ!?w
誰かがドンフランキーに単勝400万円入れてました。。。(笑)
遠江S レース
実は私、仕事でドンフランキーもレヴェッツァもリアルタイムでレースが見れませんでした(涙)
まぁーこんな状況でまともに仕事なんて出来なくて、スマホをチラチラながら仕事でした…最初にドンフランキーの結果が分かったのはノーザンFのOさんからのLINEで「楽勝!おめでとうございます!!」(笑)
えっ!?…勝ったのは良いんですが…楽勝なの??
すぐに映像は見れないので、Twitterで「ドンちゃんどんな感じ!?」
フォロワーさんから…
「3馬身くらいつけて勝ちましたよ!」
「見事に逃げ切りました!」
そっか…「やったー!!ついに念願のOP入り!ドンフランキー!」
仕事が終わってようやく映像でドンフランキーの勝利を確認しました。
まず分かっていた事ですが、馬体重が594㎏…前走から+14㎏です(笑)
何かTwitterのトレンドにあがってたみたいで…「ドンフランキーでかい」で大盛り上がりw
2走前と同じ14番枠からスタート
(ちなみにドンキーは被せられちゃうと怯えてしまうので外枠のほうが良いです)
流石、日本で一番ゲートが上手い福永騎手です。
ポンとゲートを出て、もうすぐに半馬身前に出ます。
そのまま先頭で内に切り込んでいきます。
最初の600mが34.2で入りました。
この日は重馬場だったのですが、前日&当日のダート1400mのタイムを見ても時計はかかっていましたので、ベストだと思います。
そのまま先頭で苦手な左回りのコーナーリングでしたが…前回の時よりもスムーズに回ってきました。
4コーナーを回って直線に入ります。
調子が良い時のドンキーはこの時、後続に差を付けるんですよね。
今回は後続に3馬身程差を付けて坂を上ります。
まぁ馬体重594㎏ですからねw
坂のパワー勝負では負けませんので、これで勝負ありです。
2着のレオノーレに2馬身半つけて逃げ切りました。
本当に見事なレースだったと思います。
遠江S レース結果
勝ちタイムは1.23.0でした。
2023年1月7日に行われた「すばるS(リステッド)中京ダ1400m」で同じ4歳のバトルクライが良馬場で1.23.8でした。
比較するのは難しいですが…ちょっとだけドンちゃんのほうが遅いかな…
まだ完成するには時間がかかりそうな身体をしていますが
それでもこれだけ走れるのですから、高いポテンシャルを感じます。
福永さん…まだ完成するには時間がかかるって…今594㎏ですよ(笑)
レース後、夜に祝勝会をしました。
関係者と話しをしていく中で、僕の感じていた不安点はものの見事に逆でした。
①追い切りで遅れるのはドンちゃんにとって全く問題なく、逆に負荷をかけないほうが良い
②福永騎手は咄嗟の判断力が優れており、ドンちゃんの能力を事前に理解しない方が良かった
③ドンちゃんはまだ成長途上で、馬体重の数字だけで判断してはいけない
先生…ごめんなさい。。。お見逸れいたしました。
とにかく、ドンフランキーが念願のオープン入りを果たしました!
まだまだG1制覇には届きませんが、一歩一歩前に進んで行きたいと思っております。
S先生、厩舎スタッフの皆さん、NFしがらき、ノーザンファーム関係者の皆さん、福永騎手、Twitterフォロワーのみんな(写真を頂きましたdoru@dobeさん)…本当に
ありがとうございました!
祝勝会の時に、NFしがらきのMさんが…
「ドンフランキーはウィーミスフランキーの最高傑作ですよ!これは間違いない!」
この言葉は僕にとって一生忘れられない最高の言葉でした。
遠江S レース後
ドンフランキーはレース後、すぐにNFしがらきに向かいました。
レースから数日経って、オーナーと話をしました。
まずはドンちゃんの身体に異常が無いか確認して(問題なし)、S先生が福永騎手と話をしたようで、フィードバックを聞くことができました。
まず腰が弱いです。と言うか前だけで走っています。
完成するにはまだ時間がかかりますので、無理すると壊れる
危険があるので気を付けてください。
ただ、これであれだけ走るので、腰が出来てきたら相当走ると思います。
しがらきや池添騎手も言っていた「まだ緩い」という表現を、福永騎手は「腰が弱い」という表現でした。
分かりやすく説明すると…競泳の自由形でみんなクロールなのに1人だけバタフライでレースしている状態です。
良くなるには成長するしかない→負荷をかけすぎると故障する→ゆっくり成長を促していくしかない
また、ドンフランキーは常識は通じないと言う事
600㎏以上の馬をS先生もNFしがらきも…もちろん僕たちも過去に触った事ないのです。
それは前例が無いのですから「こうすればこうなるだろう」が通用しない訳で、もしかするとドンちゃんは650㎏が完成馬体なのかも知れません。
競走馬のベスト体重は470㎏?480㎏?…それはあくまで今まで培ってきた人間の希望的数値であり、本当にベストな馬体重はその馬その馬によって異なるのが正解です。
馬齢も一緒で、4歳が全盛期なんて考えも希望的であり、もしかしたらドンちゃんは10歳が全盛期なのかも知れません。
僕の持論ですが、血統は単なる後付けでしかない…やっぱり間違いじゃない(笑)
とにかく、これからドンフランキーがどんな競走馬になっていくのか…本当に楽しみです。
皆さんも楽しみにしてくれたら幸いです。
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