ドンフランキー part1

ドンフランキー

ウィーミスフランキーの2019

ウィーミスフランキーの2019

ドンフランキーは2019セレクトセール当歳セリにて6800万円で落札しました。
この仔はオーナーに無理言って土壇場で購入してもらいました。
極端な話、血統買いですね。
馬体担当のI氏は、全然乗り気じゃなかったです(笑)

馬体担当I氏
馬体担当I氏

脚の太さを見なさい。
絶対にデカくなるよ。
そんで筋肉質のパワータイプ。
ダート短距離だね。

まぁでも、血統的には本当に魅力的でした。
そこはオーナーも共感してくれて嬉しかったですね。

ドンフランキー 5代血統表

ウィーミスフランキーは5戦3勝で北米ダートG1を2勝している名牝です。
ただ、産駒は全くと言っていいほど走っていませんでした。
この仔がなんでそんなに魅力的だったのかは別の記事で書きたいと思います(長くなりますので…)
ちなみに「ドンフランキー」という名前は、もうこの時にオーナーが名付けました。

1歳時

2020年7月 ドンフランキー

もう1歳でこの筋肉量です(笑)
ダイワメジャーっぽくてオーナー好みの馬体で、顔もすごくカッコイイ顔してます。

ダイワメジャー産駒は総じて早熟で、2歳時の戦績が抜群なのでなるべく早くデビューさせたかったのですが、同時に大型馬なので「喉鳴り」が心配でしたね。

あと、この頃から馬体重問題が懸念されるようになってきました。
前にクラブ馬で経験したことがあるのですが、デビュー前に550㎏までいってデビュー前の調教で故障して…そのまま1戦もやることなく引退してしまいました。
やはり、大型馬は病気や故障が多いです。
だから本当にドンちゃんは心配でした。

2歳時

2021年4月 ドンフランキー 2歳

2021年に入って、ドンちゃん情報が毎回恐怖になります。
「現在、馬体重520㎏です」
「現在、馬体重530㎏です」
「現在、馬体重550㎏です。。。」

S先生
S先生

もう直接厩舎に入れてゲート試験やります!

ゲート試験って皆さん軽い感じだと思っていませんか?
実は結構ハードなんですよね。
だから、S先生はもう馬体重を増やしたくないからゲート試験やって馬体重を減らそう作戦だったんですよね。
ところがゲート試験後に何故か増える(笑)

通常ルートだと、NF空港牧場→NFしがらき→厩舎でゲート試験→NFしがらきorデビュー
って感じなんですけど、ドンちゃんはどこに連れて行っても馬体重が減るどころかドンドン増えていくという今まで経験したことのない状況になりました。
NFしがらきも「ドンフランキーは分かりませんw」

S先生も馬体担当I氏も「まだまだ緩い」という状況でしたが、オーナーと早めに1回叩こうという事になりました。
2021年6月26日阪神芝1400m新馬戦に決定
私は「もうとにかく無事に戻ってきてくれれば…」という思いと同時に「この馬体重でスピード能力が無かったらちょっと厳しいな…」という思いでした。

新馬戦

騎手は岩田望来騎手
ゲートでいきなり出遅れる(馬体がデカすぎて騎手の足が挟まる)
向こう正面で前の馬がスピードダウンして危うく巻き込まれそうになる(操縦性が悪い)
外に出す機動力も無ければ馬体がデカすぎるので真っ直ぐしか走れない

最内を上がり最速で断然1番人気のアグリをかわして2着でゴール!

まずオーナーに無事かどうか確認して~OK!
勝てなかったけど興奮しましたね。
とにかく嬉しかった
こんな嬉しい2着は初めてだし、今後も無いだろうと思います。
だって馬体重576㎏の馬が新馬戦の芝1400mで上がり最速34.2ですよ。
しかも、ウィーミスフランキーの子供で初めてスピード馬が出た瞬間ですよ。
負けた悔しさなんて1㎜も無く、ただただ嬉しかったレースでした。

2戦目 2歳未勝利

ドンちゃんの怖いところはレースをしても減らないところ…
あれだけ調教して、新馬戦やって減らないって違う意味でバケモンでしょ。
ちなみに後のG1馬(ホープフルS勝ち馬)キラーアビリティとバシバシやってました。
そんなんですから、2戦目は2021年7月24日新潟芝1400m2歳未勝利戦に行くことに。

騎手は引き続き岩田望騎手です。
当日、馬体重576㎏
輸送しても減らず…
でも馬体は前回よりも良かったです。
ゲートは何とか出て中断に付ける
さぁ直線
あのスピードを見せてくれ!
っと思ったら、ヨレるし思ってたほど伸びない
結果5着に負ける

毎回、レース後に何回も動画を見て、敗因を探るのですが
タイムも平凡だし、相手関係も大したことない
ただ、なんかドンちゃんの動きがおかしい

オーナー
オーナー

後ろ左脚に腫れが出たわ
軽傷だけど、一旦しがらき戻すわー

そっか、脚痛めてたのね
とにかく軽傷で良かった。。。
この時は脚の腫れが敗因だと結論付けていましたが、後に別の敗因があることが判明するのです…

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