レヴェッツァ part5

レヴェッツァ

壇ノ浦S レース前

レヴェッツァは2022年12月21日に入厩して、念入りに調教を重ねました。
今回は偶然にもドンフランキーと同じ2023年1月14日のレースでしたので、3週連続でドンフランキーと併せ馬を行いました。

元々、レヴェッツァは調教駆けする馬ですが、今回は9カ月ぶりになるので少し心配していました。
しかし、3週連続でドンフランキーに先着し、元気一杯でドンキーを煽るくらいの調教内容
オーナーから「レヴェッツァめっちゃ良いみたい」と聞き、期待できるかも…

ただ、約10カ月ぶりのレースで、故障明け、初コースに長距離輸送、そして鞍上は初騎乗の団野騎手です。
まずは無事に走って、あの頃のレヴェッツァに少しでも戻ってくれれば…という思いです。

壇ノ浦S 最終オッズ

単勝オッズ35.0倍の12番人気
爪の怪我から10カ月の休み明け初戦
休養中に去勢
初騎乗の団野騎手で初コース
しかも生憎の重馬場で馬体重-16㎏

流石に人気ないよね。。。

壇ノ浦S レース

2023年1月14日、小倉11R芝1800m<壇ノ浦S>3勝クラス
正直、レース前日は「ワンチャンあるかも!?」って思ってました。
ただ、流石に重馬場で馬体重-16㎏は厳しいよね。。。
レース前は「まずは復帰戦として無事にレースをしてほしい…」
そんな気持ちに変わりました。

レーススタート!
いきなり出遅れ(笑)
まぁOK!OK!

道中は折り合い重視で後方待機

壇ノ浦S 3コーナー

この日の小倉は開幕週の重馬場で完全に前残り馬場でした。

団野騎手は3コーナーから仕掛けて捲っていきます。

「おぉぉ!悪くない!手応えあるよ!」

壇ノ浦S 最後の直線

流石にこの日の小倉芝で外差しは無理でした。

レヴェッツァは首が低い走法なので重い馬場は合いません。

結果9着でした。

しかし、3コーナーから最後の直線
レヴェッツァの走りを見てなんだか感慨深い気持ちに…

レヴェッツァが「まだ俺やれるんだぜ!」

そんな走りでした。

壇ノ浦S レース後

壇ノ浦S レース結果

よく考えたらこの状況で「好走してほしい」なんて虫が良すぎです(笑)

この状況でレヴェッツァは頑張ってくれたし、団野騎手も「怪我だけは絶対させない」と思い、その上でベストの騎乗をしてくれたと思います。

S先生
S先生

去勢すると、ホルモンのバランスが崩れて

筋肉量が落ちます。

その分-16㎏になりました。

この日、中京でドンフランキーが見事に勝利し、念願のオープン入りを果たしました。
その夜、ドンフランキーの祝勝会をして、オーナーに「レヴェッツァどうする?」

オーナー
オーナー

先生が在厩ですぐ使いたいって。

2月11日の阪神、但馬Sっぽいな!

もちろん大成で!

馬体に問題無ければだけどね。

おぉ!良いね!!楽しみ!!

但馬S レース前

2023年2月11日の阪神10R但馬Sに向けて、在厩で調整しました。

相変わらず調教は抜群で、S先生も…

S先生
S先生

前回よりも状態は上がっています。

何も言う事ないですね。

楽しみです。

最終追い切りで団野騎手が乗り、好感触だったようで、状態は文句なし。
前日まで雨が降っていましたが、当日は晴れて良馬場でやれそう。
気掛かりは阪神開幕週で完全に内前有利でレヴェッツァにとっては不利(差し馬)です。

但馬S 最終オッズ

単勝オッズ44.2倍の9番人気
前走より条件良いのにオッズが高い…それはそうか(笑)

13頭立てと頭数も手頃で11番という枠も見ながらポジション取れるのでOK

上手くハマれば一発あるかも…

但馬S レース

2023年2月11日、阪神10R芝2000m<但馬S>3勝クラス

パドックを見て…人気の3頭ノースザワールド、ゼッフィーロ、リューベックは流石に良く見えました。
でも、レヴェッツァも良かったです。
馬体重前走と変わらず476㎏でしたが、適度に気合も乗ってて毛艶も良かったです。

前走ゲート出遅れましたので、心配してましたが…よろけながらも何とか出ました。

団野騎手は外から上手く内へ入れていきます。
前から6番手、人気の一角リューベックの左後、ゼッフィーロの前、一番良いポジションに付けます。

但馬S 向正面

思わず「大成!上手い!ベストポジションだ!」

ただ、1000m通過1.02.7 …ヤバい遅い。。。

このレース、先行馬が揃っていただけに予想外でした。
このままではレヴェッツァには分が悪い瞬発力勝負になってしまいます。

但馬S 第3コーナー

徐々にスピードアップしていきレヴェッツァの手応えは良い!

常にリューベックを見ながら最高のポジションだけど…斬れるんか!?

最終コーナーを回って最後の直線

但馬S 最後の直線

「大成!!持ってこい!!」

脚色は悪くない

いけるかも…

但馬S ゴール前

いやー(笑)惜しい!

届かずの4着でした。

道中マークしていたリューベックが1着、内を強引に差したゼッフィーロが2着、そして逃げたアウスヴァールが3着でした。
やっぱり完全に内前有利でした。

但馬S レース後

但馬S レース結果

レース後にノーザンファームのOさんから「レヴェッツァ惜しかったですね。もう1Fあったら…しかしこのクラスに目途がたちましたね!」

正直、レヴェッツァが上がり33.3秒を出せる馬だとは思っていませんでした(笑)
負けはしましたが、あの頃の…強いレヴェッツァが帰ってきました。
いや…パワーアップしたかも知れません。

レース後、団野大成騎手は…

団野騎手
団野騎手

使われて前回より状態はアップしていました。

仕上がりも良かったです。ですから自信を持って乗りました。

レースも一歩目を上手く出て、ある程度出して、良いポジションで我慢が出来ました。

道中の立ち回りも上手く運べました。

若干ペースが緩んで瞬発力勝負になったのは合いませんでした。

でも、よく頑張ってくれました。

レヴェッツァも頑張ったけど、団野騎手も素晴らしい騎乗をしてくれました。

本当、負けたけど…感動しました。

ありがとうございました!

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