シルバーステート 血統考察

血統考察

シルバーステート 戦績

シルバーステート 牡馬 2013/05/02生 青鹿
戦績:国内5戦4勝
獲得賞金:5158.1万円
1着実績:垂水S(1600万)/オーストラリアT(1000万)/紫菊賞(500万)/2歳未勝利
2着実績:2歳新馬戦
3着以下実績:なし

ノーステッキ幻の最強馬

デビュー前から評判の馬で、福永騎手が「ダービーを狙える馬が出てきた」と絶賛した。
2015年7月11日の新馬戦でデビューするが、後のG1馬アドマイヤリードに差し切られ2着に敗れる。
中1週の未勝利戦では終始持ったままで5馬身差の楽勝
3戦目は紫菊賞(500万)で、単勝1.1倍の断然の支持を受け、プラス14㎏ながらラスト3F32秒7という脚を繰り出して快勝した。

3歳になり、落馬負傷していた福永騎手に変わりクリストフ・ルメール騎手を背に共同通信杯を予定していたが、左前脚屈腱炎を発症し長期休養となる。

紫菊賞から1年7か月ぶりに復帰したオーストラリアT(1000万)では、逃げて持ったまま上がり3F33秒3を記録し3馬身差の楽勝
続く垂水S(1600万)でも逃げて上がり3F33秒5で勝利し4連勝とした。
最後は流しながらタイム1分44秒5で当時のコースレコードを記録した。

4歳秋の始動戦として毎日王冠を目指し調整していたが、右前脚屈腱炎を発症した。
当初は復帰を目指すとしていたが2017年11月22日に現役を引退することを発表した。

引退後、優駿スタリオンステーションで種牡馬入りし、2018年から種付けを開始した。

シルバーステート 見解

シルバーステートはデビュー時で馬体重470㎏
引退レースの4歳6月時で馬体重496㎏でした。
馬格もあって、良血で、青鹿で名前もカッコイイ
そして全5戦でコンビを組んだ福永騎手が

福永騎手
福永騎手

過去に乗ってきた馬の中でもシルバーステートは断トツで1番
規格外のエンジンで、逃げようと思っていなくても逃げになってしまう

だから、逃げても上がり最速で持ったままゴールする

過去にキングヘイロー、エイシンプレストン、エピファネイア、シーザリオ、ジャスタウェイ、コントレイルなど数々の名馬で勝ってきた騎手が シルバーステートが断トツで1番 
と言ってるので、相当強いですし、確実にワールドクラスだったのでしょう。

しかし残念ながら2回の屈腱炎で引退してしまいます。
ポテンシャルだけならディープ産駒、否、サンデーサイレンス系最強だと思います。

ディープインパクトやオルフェーヴルなどの名馬は、スタミナはあって当たり前の強烈な差し馬です。
武豊騎手も言っていますが、最強馬とは逃げて上がり最速を出せる馬です。
それはそうです、逃げて上がり最速出されたら誰も追いつけません。
シルバーステートはそれをやっていました。
しかもノーステッキで…G1の舞台で逃げて上がり最速を見たかったですね。

1つでもG1タイトルを獲っていたら、恐らく社台SS入りだったでしょう。
個人的には社台SSに入ってほしかったですね。
S級の繁殖牝馬に付けてほしかった…
現在の社台SSのディープ産駒種牡馬が、サトノダイヤモンド、リアルスティール、フィエールマン、そしてコントレイルですか…まぁシルバーステートでしょ(笑)

シルバーステート 種付け推移

  • 2018年 種付け頭数:191頭 種付け料:80万円
  • 2019年 種付け頭数:157頭 種付け料:100万円
  • 2020年 種付け頭数:165頭 種付け料:120万円
  • 2021年 種付け頭数:138頭 種付け料:150万円
  • 2022年 種付け頭数:  頭 種付け料:600万円

2017年に引退して優駿スタリオンステーションにて繁養
2018年から現在まで種付け頭数100頭以上をキープしている。
2021年度から初年度産駒がデビューし、早速ウォーターナビレラがファンタジーSを勝って産駒初重賞勝利を挙げた。
ファーストシーズンサイアーはドレフォンに次ぐ2位を獲得
これにより、2022年の種付け料が前年の4倍となる600万円に跳ね上がった。

シルバーステート 血統

シルバーステート 5代血統表

父:ディープインパクト(日本)
母:シルヴァースカヤ(USA)
母父:SilverHawk(USA)
3代母父:Niniski(USA)

サイアーライン:サンデーサイレンス(レイズアネイティヴ系)
父母ライン:Alzao(リファール系)
母父ライン:ロベルト(ヘイルトゥリーズン系)
ボトムライン:ニジンスキー(ノーザンダンサー系)
強調因子:SilverHawk

母シルヴァースカヤは米国産で8戦5勝
フランスのG3を2勝しています。
シルバーステートは7番仔で、姉にヴィルジニア(ヴィクティファルスの母)がいます。
全弟のヘンリーバローズは2戦1勝で引退(種牡馬)、その下の全弟リストは4戦0勝で引退しています。
現在現役のシルヴェリオ(父ハーツクライ)、マンインザミラー(全弟)は頑張っていますが、OP馬入りはしていません。
この感じロベルトっぽいですね。
基本的には当たらないけど当たれば大ホームランです。

シルバーステートは馬格もあって規格外のエンジンを搭載していたので、ロベルトが上手く出たケースです。
そこにディープの柔らかいスピードが乗った感じですが、そこが落とし穴で、サスペンション(脚)が堪えられなかった…
まぁ非常に難しいところなんですよね。
同じSSでもハーツだと足らない感じだから、ダイワメジャーが良さそうかな。

それかもういっそのことエピファネイア付けてほしい!

エピファネイア×シルヴァースカヤ 5代血統表

どーせ当たらないなら、ロベルトの3×4だ!!

こういうのをみんな期待してると思うんですけどね(笑)
絶対付けないだろうな…
また中途半端なSS系付けるんだろうね。

シルバーステート 産駒

結論から言ってしまうとディープインパクトは母系でこそ活きるので、後継種牡馬で繁栄していくのは非常に難しいと思います。
ディープ産駒の牡馬って、コントレイル、フィエールマン、サトノダイヤモンド、グローリーヴェイズ、リアルスティール、リアルインパクトなど
そしてディープ産駒の牝馬は、ジェンティルドンナ、グランアレグリア、ラヴズオンリーユー、Snowfall、マリアライトなど
やっぱり牝馬のほうがインパクトが強い
ディープってすごいエンジン積んでいるのに小型馬ですごく柔らかい
これって牝馬に有利な特徴なんですよね。
良質な牝馬を生産するのがディープ産駒なんです。
逆に化け物クラスの牡馬は出ないんです。

しかし、シルバーステートは可能性があります。
何故ならロベルトが強く、ディープ産駒らしからぬディープ産駒だから
ロベルトを上手く引き出せれば化け物クラスの牡馬が出るかも知れません。

シルバーステート産駒の最初の重賞馬はウォーターナビレラ
やっぱり牝馬でした(笑)

ウォーターナビレラ 5代血統表

ここでも母父キングヘイロー(笑)

しかもリファールのクロス持ちです。
あとヘイロー4×4とロベルト4×5とヘイルトゥリーズン5×5×5
気性が悪い因子のオンパレード、確実に気性難でしょう(笑)

2歳のファンタジーSを勝って、3歳チューリップ賞5着になる感じ
スピードが完全に勝って気性が追い付いていかないと思います。
難しいですね。。。

シルバーステートは母系にまだSS入れにくい
3×3になってしまいます。
うーん…やっぱり厳しいよ、ディープは。。。

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